ゆるふわSEの日常♪

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【書評】「日本再興戦略※落合陽一著」を読んでみたんだ(*´ω`*)♪~ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ。~

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おはこんばんちは!ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です(●´ω`●)✨

ちょっと前にメディアアーティストの落合陽一さんにハマっていて、クラウドファンディングで支援してみたというお話をさせていただきましたが、

www.yurufuwase.com

 

その落合さんの著書である「日本再興戦略」がちょい前に発売されたので読んでみましたぁ♪♪♪

いつもは本屋さんでのジャケ買いが多いのですが、今回は狙い撃ちで入手しましたので期待感が半端ないのですよぉ(●´ω`●)✨

ということで、いつもどおり備忘もかねてちょっとだけご紹介しまーす!

 

 

 

一言紹介文☆彡

※あえて一言でこの本を紹介するならのコーナー✨

「日本」を「再興」するためにはどーしたらよいか(´・ω・`)ということを落合さんなりの様々な切り口から「戦略」として提唱していくって本です✨(*´▽`*)

常になんらかの目的意識や問題意識を持ってそれの達成、解決に尽力している人には目から鱗かつ脳汁どぱぁの新たなものの見方を得ることができるかもしれない超良書です(●´ω`●)✨

また、個人の生き方や考え方に関わることが多く記載されているため、学生さんなどにとっても本書を見る前後で、将来が変わってくるレベルで気付きを得るかもしれない一冊になります( ´∀`)♪

※全然一言におさまんなかったですねw

 

概要☆彡

amazonより抜粋 

「情熱大陸」出演で大反響! 落合陽一の最新作!
AI、ブロックチェーンなどテクノロジーの進化、少子高齢化、人口減少などにより、世界と日本が大きく変わりつつある。
今後、世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。
テクノロジー、政治、経済、外交、教育、リーダーなどの切り口から日本と日本人のグランドデザインを描く。


「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデートです。
必要なことは、「過去において日本は何が機能したのか、何が時代と合わなくなったのか」を検証すること。
本書がポジションを取って未来を作る皆さんの一助となることを祈っています。
(著者より)

 

目次☆彡

amazonより抜粋 

第1章 欧米とは何か
「欧米」というユートピア/「西洋的な個人」の時代不適合性/「わかりやすさ」の対極にある東洋思想 /日本というブロックチェーン的な国家/平成という破壊の時代を超えて


第2章 日本とは何か
日本の統治構造を考える/イノベーティブな日本の宗教/日本にはカーストが向いている /百姓という「多動力」/中流マスメディアの罪日本は超拝金主義/日本を蝕むトレンディードラマ的世界観/「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ


第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか
コンビニに行かなくなる日/「人工知能と呼ばれているもの」の本質/最適化・統計・創発/東洋のイメージをブランディングする/人と機械が融合する自然/テクノロジー恐怖症との折り合い


第4章 日本再興のグランドデザイン
人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由/ゲートのない世界へ/ブロックチェーンと日本再興/日本はトークンエコノミー先進国/地方自治体によるICOの可能性/シリコンバレーによる搾取の終わり /ビットコインの未来を占う「3つの問い」


第5章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
日本だからこそ持てる機械化自衛軍/インド・中国・北朝鮮/揺らぐ民主主義


第6章 教育
新しい日本で必要な2つの能力/幼稚園には行かなくてもいい/センター試験をやめよ /MBA よりもアート


第7章 会社・仕事・コミュニティ
「ワークアズライフ」の時代/兼業解禁と解雇緩和をセットにせよ/士農工商を復活させよ/「ホワイトカラーおじさん」の生かし方/年功序列との決別/「近代的人間」からの卒業/「自分探し」より「自分ができること」から始める/モチベーション格差の時代

 

印象に残ったセンテンス

※ちょっと多いですが15個ありますw

①「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ
⇒日本人は仕事と生活が一体化した「ワークアズライフ」のほうが向いている。無理なく、そして自然に働くのが大切。

 

②会社はそもそも「ギルド」であり「カンパニー」

⇒基本は同業者の組合のようなものであって、人が自由に出入りしやすい、商業的利益に基づいた組織。重層的・複合的であるべき。

 

③発信する内容もないのに英語を学んでも意味がない

⇒重要なのは、英語そのものではなくて、発信すべき内容があるかどうか。

 

④これから重要になるのは「百姓的な」生き方

⇒百の生業を成すことを目指せば、いろんな仕事をポートフォリオマネジメントしているので、コモディティになる余地がない。多動力こそ百姓。百姓の中からイケている人がクリエイティブクラスになっていく。

 

⑤アーティストと博士の定義

⇒アーティストというのは、人類が今まで蓄積してきた美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たち。

博士というのは、人類がそれまで蓄積してきた知の領域をほんの少しだけ外に広げる人たち。

 

⑥都心に住むメリットはあまりなくなってくる

⇒あらゆるものが自動的に届くようになるし、自動運転を使って快適にどこにでも移動できるようになる。そういったテクノロジーは我々の移動や時間の概念を変える。

 

⑦自動翻訳が劇的に普及する

⇒機械学習用のデータセット、アルゴリズム、ハードウェアの盛り上がりもあって、自動翻訳は直線的に成長している。ロジカルにきちんと話せる人であれば、正確に自動翻訳してもらえるので、何語でも自由にコミュニケーションできる時代に向かっている。

 

⑧自動運転タクシーを安く使えるようになる

⇒2025年ぐらいになると、日本でもある程度、自動運転車が走っているはず。サービスを伴わない車の職業運転手は、昔のエレベーターガールのような存在に近くなる。

  

⑨次世代通信システムの5G(第5世代移動通信システム)が未来に大きなインパクトをもたらす

⇒5Gでは1ミリ秒の遅れで情報通信ができるようになる。1ミリ秒の遅れは人間の出入力感覚では、遅れを体感しないレベル。

これにより、空間伝送(ほかの人と3次元の空間を共有すること)がとてもやりやすくなる。

遅延なくスカイプや会議システムでコミュニケーションが取れるし、ユーチューブも全く切れなくなる。また、自動運転がオフラインからオンラインになる。

 

5Gで3次元のリアルタイム中継が可能になる

⇒わずか1ミリ秒の遅延で大容量のデータを送れるようになるので、リアルタイム中継の可能性が一気に広がる。

ホロレンズのようなMRゴーグルをかけていれば、3次元で中継をリアルに見られるようになる。サッカー中継で審判にカメラをつければ審判の目線から試合を見ることができる。

いづれはホロレンズすら必要なくなり、コンタクトレンズや埋め込みカメラのようなデバイスができるかもしれない。

 

5Gで触覚伝達が可能になる

⇒自らの触覚の動きを遅延なく再現することができるようになる。遠隔手術に代表されるようなテレプレゼンスロボティクス技術により医師の動きを別の場所にいる手術ロボットが遅延なく正確に再現し手術を行うことができるようになる。日本の医師が英国の患者の手術をするようなことも可能になる。遠隔介護も可能になる。

 

日本が、人口減少と少子高齢化へのソリューションを生み出すことができればそれは最強の輸出戦略になる

⇒日本は、人口減少・高齢化が早く進む分、高齢化社会に向けた新しい実験をやりやすい立場にある。これから中国を筆頭に世界中が高齢化する。

 
⑬これからの日本は全てをブロックチェーンにして、あらゆるものはトークンエコノミーであるという考え方にしていかないといけない

⇒これからの世界を考えるときに、すべてのものにトークンで価値づけを行って、その価値を信用する人だけで成立するトークンエコノミーが存在することこそが、通貨制度になる。

 

⑭我々がデジタル化社会で苦しんでいる最大の理由は、ソフトウェアのプラットフォームを取れなかったこと

⇒今の我々の生活はシリコンバレー初のプラットフォーム(Apple、Google、Amazon、Facebook等)に支配されており、その結果多くの情報やお金がシリコンバレーに吸い取られている。

 
⑮人類の良さはモチベーション
⇒リスクをとるほどモチベーションがあがるというのは、機械にはない人間の良さ。

 

 

個人的に鳥肌ものだったコンテンツ(*´ω`*)✨

中流マスメディアの罪

⇒マスメディアによる価値観の統一やトレンディードラマによる人生のサンプルの流布のせいで、日本人が目指す人生像がとても画一的な凝り固まったものになってしまった。限定チャンネル数による地上波という強力なシステムにより、マスメディアに洗脳されてしまっている。

 

感想☆彡

本書は、他の落合さんの本に比べると読み易い表現で書かれていますし、文中で使用している語句の脚注もあるのでとても読み易かったです。

また、ページ数も多く、内容の濃度も濃いので2回読んでも面白いという2度おいしい本だと思いましたw

テクノロジー好きの方は「3章 テクノロジーは世界をどう変えるか」がお勧めです☆彡

個人的に一番面白かったところは、実はテクノロジーのところではなく「中流マスメディアの罪」のところで、多くの方が普通もしくは理想だと思っている生き方はマスメディアによる洗脳によるところだと指摘しているところです。

「人がこうなりたい」というイメージは多様でいいはずなのに一つのイメージをマスメディアが押し付けているというところに私自身も「あ、洗脳されてるかも(´・ω・`)」とはっとさせられましたw(一番面白いと思ったとこなのでネタバレしないようにしてますので具体的な内容は本書をご覧ください。(*´ω`*)✨)

ただ、「洗脳されていることに気づき、多様な幸せを求める」のも良いけど、別に「洗脳されていることに気付かずにマスメディアの言うトレンディードラマのような絵に描いた理想像の幸せのサンプルをなぞることで幸せを感じる」のもそれはそれである意味幸せなのかもしれないなぁと思いました(´・ω・`)

この辺は難しいとこですね(´・ω・`)

 

すーごく知的好奇心が刺激されるし、他分野にわたって考えさせられる面白い本なので、皆さんもぜひご覧になってはいかがかと思います。むちゃんこおすすめです♪

みんなで日本を最高に再興させちゃいましょお(*´▽`*)♪

あー、面白かった(●´ω`●)✨

 ↓その他の著書も面白いので、ご興味があればぜひぜひ♪

でゎでゎ☆彡