おはこんばんちは!
ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪
皆さんは普段「小説」とかって読んだりしますか???
文学少女、文学少年的な方たちはよく図書館やカフェなどで物静かに黙々と小説を読んだりしている勝手なイメージがあったりしますが、いかがでしょーか?w
ちなみに私は学生のころは小説よりも断然漫画派で、本といえば漫画ばっかり読んでて、今でこそビジネス系や自己啓発系、専門書等いろいろと読んだりしますが、読んだことがあり思い出せる小説といえば「ハリーポッターシリーズ」くらいなもんです(´・ω・`)w
そんな中、「綿矢りさ」さんという女性作家さん(17才という若さで「インストール」という小説が文藝賞を受賞、その2年後に芥川賞を受賞)が書いた「蹴りたい背中」という本だけはなぜか学生のころに本屋さんに平積になっているときに購入し、読んだことがありました☆彡
当時はまだ国語能力がおこちゃまだったため、今思い返してもあまり本作の印象が悲しいかな残っていないのですが、前述した「インストール」という作品は「上戸彩」ちゃんが主演していた映画とあって結構前に見てみて、そのちょっぴり大人な内容に当時は学生ながらびっくりした覚えがありますw(気になる方は見てみてくださいw)
で、そこから十年以上のときはたち、いつものよーに図書館をぶらぶらしていたある昼下がり・・・
私は見つけてしまったのです!!!
綿矢りささんコーナーを!!!!!
おぉ!!!!!!!
それは、小学校の卒業式以来あっていない友人に道端でばったり会ったのと同じくらいの懐かしさでしたw(たとえが謎ですがw)
そんな中でも本の厚さが手ごろで(むっちゃ分厚いのは読むの大変そうなのでw)、表紙がおしゃれだったので「意識のリボン」という本を借りて読んでみましたのでちょーっぴりその感想をばお伝えしていーくよ☆彡
短編集なので一つ一つの話がとっても読みやすかったので、普段小説をぜーんぜん読まない以前の私のよーな小説ビギナーちゃんにもおすすめなのですぅ♪
一言紹介文☆彡
※あえて一言でこの本を紹介するならのコーナー✨
母、妻、娘、姉、妹、友達などなど。。。
さまざまな女性のなにげない日常を小説家独特の視点で切り取り、独自の文章表現で紡がれた短編物語集でした♪
概要☆彡
※amazon様より抜粋
少女も、妻も、母親も。
女たちはみんな、このままならない世界をひたむきに生きている。
迷いながら、揺れながら、不器用に生きる女性たち。
綿矢りさが愛を込めて描く、八編の物語。
「幸せな、愛されていたときばかりではないんだ。
しかしそれは落ち込むようなことではない。
人間は浮き沈みがあってこそ、深く学び、深く輝く。」
(「意識のリボン」より)
母親を亡くした二十代の「私」は、「絶対に長生きするからね」と父に誓ったのに、交通事故に遭ってしまう。
激痛の嵐の中、目を開けると二メートルほど下に自分の身体を見下ろしていて……。
表題作ほか、姉妹、妻、母親――様々な女たちの視線から世界を切り取り、人生を肯定するあたたかさを感じさせる。
著者新境地の全八編の短編集。
超主観的各話の一言紹介&感想文♪
全部で8編。それぞれ主人公の違う(4と5は話がつながっていますが)物語です♪
<1.岩盤浴にて>
岩盤浴でリラックス&デトックスしよーと思ったら、周りのおばちゃん達の世間話に気を取られて、全然デトックスに集中できない可愛そうなOLさんの話w(´・ω・`)
岩盤浴に限らずあるあるですねw
「心と身体を鍛えて、瑣末なことを気にしすぎず、ストレスに立ち向かう強さの先にデトックスがある」ということを学びましたw
デトックスって難しいんだなぁ・・・w(遠い目)
<2.こたつのUFO>
こたつでごろごろ寝てたらUFOがきて宇宙人な話w
こたつにくるまっている状態を表す「こたつむり」という表現が可愛くて好きでした☆彡
ちょーど30歳になった独身アラサー作家女子が読むとわかりみが深すぎてエモイかもしれませんw
<3.ベッドの上の手紙>
ものの数ページで終わる男女の恋愛模様のお話w
<4.履歴の無い女>
マリッジブルーな方にはわかりみが深いかもです!
私は、読み終わったらてんぷらを塩で食べたくなりましたw(ここだけ読んでもわけわかんないですよねw)
<5.履歴の無い妹>
浮気。ダメ!絶対!ってお話!!!
<6.怒りの漂白剤>
アンガーマネジメントのお話。
なので、割かし社会人にもおススメな一遍!
「怒りの漂白剤」が売っていたら確かにほしいかもなぁと思いました♪
怒りっぽい方にもおすすめw
<7.声の無い誰か>
通り魔の噂話と疑心暗鬼なお母さん達のお話w
むかし、「チェーンメール」とかはやったなぁってのを思い出しましたw
今でも災害のときにデマをSNSで流して、それがなんだか信憑性のありそーな感じで流布されちゃうことってありますけど、そーいうのもダメ、絶対ね!!!
<8.意識のリボン>
本作の題名にもなっている表題作!!!
交通事故での臨死体験の走馬灯話。
こういう話ってたとえフィクションだとわかってても悲しくなっちゃいます ・・・(´・ω・`)
ですが、さすが表題作だけあって、全体を通して文章表現が秀逸ですごいです♪(「すごい」でしか表現できない私の文章力w)
他の作品は、とりとめもない話が多いですが、本作は「あー小説よんでんなぁ」って気にさせられますw
(まぁ小説読んでるんですがw)
全体を通して♪
小説ってなんだか、小説独特の「文章表現」や「比喩表現」を多用しているところがひとつの側面として面白い文学作品だなぁと思っているのですが、本作は割とやさしめな語彙が使われており、ググらないとわからないような単語があまり使われていなかったので、とても読みやすかったです♪
短編ということもあり、ちょっとした時間に読み進めることができてものの数時間くらいで読み終わることができました☆彡
内容自体はとりとめもない話が主題のものが多かったですが、やはりその文章表現が秀逸で、文章だけなのにその情景や心理を鮮やかに切り取って想像させられちゃう技術っていうのはやはり芥川賞作家さんってすごいなぁと思うと同時に、私も文章を書く場面は公私ともにそこそこ多いので、参考になるなぁと思いました!!!
とても面白い作品だったので、また時間を見つけて綿矢りささんの別の作品も見てみよぉかなぁと思います!!!!!
面白かったので、ほんわかした昼下がりにおいしー紅茶を飲んで、お菓子を食べながらまーったり見るのをおススメします♪
おまけ♪
「刊行記念特別インタビュー」なる記事がありましたので、本作を読んだ後に見てみると、いわゆる中の人の声が聴けるのでとても面白いですよ!!!
でゎでゎ☆彡