ゆるふわSEの日常♪

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【書評】「しょうがの味は熱い※綿矢りさ著」を読んでみたんだ♪~失って初めてわかる大切さってあるよね(´・ω・`)~

おはこんばんちは!!!

ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪

今回も今日とて、いつもの如く「綿矢りさ」さんの小説を読んでいくぅ(/・ω・)/☆彡

ちょっと前に「意識のリボン」という小説を読んだというお話をさせていただき、、、

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その勢いで、「かわいそうだね?」を読んだお話をさせていただき、、、

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さらに勢いに乗って、「私をくいとめて」を読んだお話をさせていただき、、、

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さらにさらに勢いに乗って、「ウォーク・イン・クローゼット」を読んだお話をさせていただきましたが、

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今回は、「しょうがの味は熱い」というなんだかシュールなタイトルの小説を読んでみましたぁ☆彡

本書は、「しょうがの味は熱い」と「自然に、とてもスムーズに」という超豪華2本立てかと思いきや、タイトルが違うだけで、中身は続編の小説となっておりますので初めて読む方はびっくりしちゃだめだぞ!!!w

ということで、いつも通りとっても面白かったのでちょっぴりだけご紹介していーくよ♪

 

 

 

内容紹介☆彡

※Amazon様より抜粋 

仕事は別に苦じゃないけど、一生を捧げたいってわけではなし。

そろそろ結婚もしたいけど、彼氏が運命の人って感じもしない。

『勝手にふるえてろ』『かわいそうだね?』に続き、微妙な年頃の女性の行き場のない感情を独特の文体と飄々とした可笑しみで描き出す連作集。「しょうがの味は熱い」「自然に、とてもスムーズに」の二篇を収録。

しょうがの味は熱い

彼氏の絃ともう半年同棲している。

就職以来、いつも仕事に押しつぶされそうに疲弊している絃と、大学院生として学校に通いながら家事をする奈世。

夕ご飯を済ませ、電気を消した部屋でニュースを見て、布団に入る。

並んで横たわる二人の思考はいつの間にかどんどんかけ離れてゆき……。

「同棲は結婚に続いていないみたいだ」そんな“真理”にはたと気づいた奈世の選んだ道とは。

自然に、とてもスムーズに

彼氏の絃とはもう三年同棲している。

営業の仕事を淡々とこなす彼と、短大を出てから一緒に暮らすようになった奈世は、最近ではもう結婚していないことを忘れてしまうくらいだ。

疲れて帰ってくる彼にサプライズで花とケーキと婚姻届を用意してみたら……。

思いもよらぬシビアな拒絶に打ちのめされた奈世は二人の家を出て故郷へ。

一人娘の帰還を訝りつつも歓迎する両親との暮らしの中で結婚への執着を失くしつつあった奈世のもとに絃が訪ねてくるが。

「草食系」だけではくくれない、煮え切らない男と煮詰まった女の、現代の同棲物語。

とほほと笑いつつ何かが吹っ切れる、未婚/既婚すべての女性、そしてすべての迷える男性に贈る一冊です。

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感想♪

焼き魚と一緒にパンを食べる若干潔癖気味で仕事の忙しさに疲弊しながらも中々結婚しようとしてくれない煮え切らない態度の彼氏と、意中の彼氏と念願の同棲生活がおくれ今すぐにでも結婚したいけどのらりくらりとおあずけを食らいまくっている煮え切った彼女との間で3年間にわたって繰り広げられる同棲あるあるな物語w

煮え切らない彼氏と同棲している彼女さんには分かりみが深すぎてエモいかもしれませんw

同棲したカップルが段々冷めていって消滅していく一つのモデルケースが提示されたかのよーな印象をうけます(´・ω・`)w

本小説の主人公たちのように、仕事で忙しすぎる彼氏と、彼氏のことが大好きで依存しまくりんぐかつ自由な時間が多い彼女がうまく結ばれるのって結構難易度高いよなぁとか思ったりします(´・ω・`)w

「この人と一緒にいれれば他には何もいらない」って感じの勢いで結婚しちゃう女性はその後結婚生活がうまくいかないパターンは多いと思いますし、逆に男性は結婚前は「まだまだ仕事も忙しいしやりたいことも遊びたいことも多いので結婚はまだ早い(´・ω・`)」とか思っちゃうけど、いざ彼女と別れてみると「他に何もいらないからまた彼女とやり直したい」とか思っちゃったりして(´・ω・`)w

男女の考え方の違いってなんだかおもしろいですよねぇ(´・ω・`)遠い目w

ちなみに本作で面白かったところは、通常綿矢りささんの作品だと、女性の主人公視点の物語で主人公は一人なのですが、本作では場面場面で彼女目線、彼氏目線と語られる主体が変わってくるところが、同じ事象が起こっているのに対し男女で全然違うことを考えているのが分かり、面白いなぁと思いました☆彡

そして、一番彼女の愛の重さを感じた表現は「私あなたのカルシウムになりたい」ですw(ここに至るまでの過程は本作を読んでみてねw)

世の男性諸君!!!

お仕事が終わってお家に帰ったら、彼女が謎に「ケーキ」を用意してくれてて、食べてたら突然サプライズで「花束」と自分の名前がなぜか記入されている「婚姻届け」を渡されたら、もーすぐにでも結婚してあげなきゃダメなんだからね(/・ω・)/☆彡w

決して本作の彼氏のように、

「婚姻届けは人生を連帯保証しようという強烈なメッセージを発していた・・・(´・ω・`)」

なんてかっこよさげな表現をしつつテンションだだ下がったらだめなんだからね(`・ω・´)w

とにかく、今回の主人公の彼女さんには後日談として幸せになってほしいなぁと思いました♪

綿矢りささんの作品はあたりばかりの面白さ!

本作もおすすめだぞ(/・ω・)/☆彡

 

でゎでゎ☆彡