おはこんばんちは!
ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪
皆さんの周りでは「不思議な出来事」っておこったりしますでしょーか???
私は基本、文系の得意な理系なのですが(何それ?!w)、理系的にはなんだかよくわかんないけどうまくいった時とかに「ふっしぎー(´・∀・`)」って思ったりしますし(ちゃんと後でその不思議を解明しないと成長はないのですがw)、日常生活的には例えば、、、
ある日、タコ焼きをるんるん気分♪で買って帰ったけど、
お家に帰ってきて開けてみると、、
なんと!
タコ焼きが2個減っているじゃーあーりませんかー!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
なんでー?!(´・ω・`)
どーちて?!?!?!(´・ω・`)(´・ω・`)
という聞いてる側からしたらとっても不思議な出来事に対して、、、
その答えは・・・
その答えはぁ・・・・・・
おいしそーな香りに負けて帰り道に無意識に2個つまみ食いしちゃってたのです(・ω<) てへぺろw
みたいなどーしよーもないオチが例に挙げられるかもしれません!w
なんじゃそりゃーwww
って思うかもしれませんが(私もそう思うw)、こういうのをミステリーの世界では「叙述トリック」と言って、れっきとしたミステリーの手法なんだそーです!w
※へー、へー、へー(´_ゝ`)(3へーw)
※ちなみに、叙述トリックとは・・・
小説という形式自体が持つ暗黙の前提や、偏見を利用したトリック。典型的な例としては、前提条件として記述される文章は、地の文や形式において無批判に鵜呑みにしてもいいという認識を逆手にとったものが多い。登場人物の話し方や名前で性別や年齢を誤認させる、作中作(劇中劇)を交える、無断で章ごと(時には段落ごと)の時系列を変えることで誤認させるなどがある。
とまぁ、このよぉに「ミステリー」と言うと、蝶ネクタイを付けた小学生名探偵よろしく、完全犯罪の密室殺人事件を「びしっと丸っとお見通しだ(`・ω・´)シャキーン(あれ、作品が違うな?!w)」的に華麗な推理で、手がかりを元に謎を解いていくっていうイメージがあったのですが、日常のなんてことない「ふっしぎー(´・∀・`)」っていうのも、なぜそうなっているのかが分からないという観点では、ミステリーたりうるなーということに本書を読んで気づかされた今日この頃。
そー!!!
私たちの身の回りには摩訶不思議な「ミステリー」に満ち溢れてるのですー(/・ω・)/☆彡(どどーん!!!w)
ということで、前段の下りが長くなってしまったのですが、今回は「森博嗣」さんという作家さんのミステリー小説が面白いよぉとオススメしてもらったので、タイトルが面白そうだったので「工学部・水柿助教授の日常」というミステリー小説?!を読んでみましたぁ♪
誰も死なないし、傷つかないという、ほんわか理系ミステリー(日常のふっしぎー)が詰め込まれた作品で、同じ理系としては中々に面白かったですので、その面白さをちょっぴりだけご紹介していーくよ♪(この時点でネタバレしてるのもどーかと思うけどw)
「ミステリーなんて読んだことないぴょん(´・ω・`)」
って方も、気楽に読めちゃうのでミステリー初心者の方にはとってもおしゅしゅめな作品になりますw
概要♪
※Amazon様より抜粋
水柿小次郎三十三歳。後に小説家となるが、いまはN大学工学部助教授。専門は建築学科の建築材料。よく独身と間違われるが、二歳年下のミステリィ好きの奥さんがいる。彼はいつしか自分の周囲のささやかな不思議を妻に披露するようになっていた。きょうもまた、あれが消え、これが不可解、そいつは変だ、誰か何とかしろ!と謎は謎を呼んで…。
著者紹介♪
※Amazon様より抜粋
森博嗣
1957年愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授にしてミステリィ作家。96年『すべてがFになる』(第一回メフィスト賞受賞)でデビュー。同作に始まる『犀川・萌絵シリーズ』全十作が爆発的ヒット、一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感想♪
多分、人生で初めて読んだミステリー小説。
読み終わった時の感想は、「こ、こ、これはミステリーなのか?!(´・ω・`)w」
でしたw
まぁ、完全なる先入観ですが、冒頭でお話した通り、空飛ぶスケボーで犯人を追い詰めたり、高攻撃力の運動靴でサッカーボールを犯人めがけて激烈に命中させる小学生名探偵よろしく、ミステリーって殺人事件をあーでもないこーでもないと様々な人間関係やら心理描写やらをまじえにまじえまくって、トリックをうまいこといー感じに暴いて華麗に解決していくもんだと思っていたので、悪い意味で肩透かしを食らったし、良い意味でミステリーの概念が覆されたって感じでした!w
ただ、なんとなく初めて読むミステリーだったので、本格推理小説っていうよりは、本作のよぉに理系のほんわか日常のふっしぎー(ミステリー)の方がゆるーく読めましたので、これはこれで面白かったです(´・∀・`)v
主人公は国立大学の助教授で、コンクリートを専門に研究していて、奥さんがミステリー好きで、身近に起こったふっしぎー(ミステリー)を面白可笑しく、時にはミステリー風に語ってる感じなのですが、ここまで詳細な理系のふっしぎーが綴れるのは恐らく作者さん自身がある程度経験していることを、デフォルメして小説にしているからかなぁと推測できて、こーいった単に文章力があるだけでは書けない専門性に特化したふっしぎーが書けるのは、専門家ならではだなーと思って、面白く読ませていただきました!
例えば、ITの専門家であるSEさんが理系あるあるのマンガを描けば、以前紹介した「理系の人々」みたいに、面白い「理系(SE特化)あるあるマンガ」が書けちゃうし、、、
SEさんが小説を書けば、「なれる!SE」みたいに超絶天才ロリっ子SE(ネットワークエンジニア特化)の「SEのお仕事疑似体験小説」が書けちゃうし、、、
SEさんが「酸いも甘いもSEって大変なんだぞ☆(ゝω・)vキャピw」っていう居酒屋の愚痴を本に起こしたら、「それでもSEになりたいか」みたいに、「実録!SEの日常(ふしぎではなく、悲しいかな完全なる現実w)」が書けちゃうし、、、
科学者さんが、日常を綴っただけで、他の人からは奇妙に写るという「科学者たちの奇妙な日常」が書けちゃうしで、、、
その専門に特化した人たちの小説やエッセイって、その分野の人にしか書けないものがあってみてて面白いなぁって気がしますw
※かくいう私も「ゆるふわSEの日常♪」を綴っている訳なので、人のことは言えないわけですが・・・w
※そーいえば私も無性にエッセイっぽいのが書きたくなってじぇんじぇん理系関係ないけど書いたことあったなー(黒歴史w)
後は、この本2001年に出版された本で、約20年前ということもあり、OHPとか、テレカとか、FAXとか、ポケベルとか、プリクラとか、カセットテープとか、文通とか、今では若干時代を感じさせるとこがあるので、読む際には20年位前の時代にタイムスリップした気持ちで読むと分かりみがさらに深くなってエモいんじゃないかなぁと思いました!w
本作は3部作の1作目で、主人公たちの人となりが紹介されながら、「ふっしぎー(´・∀・`)」とその謎が明かされるって感じのライトな内容でしたので、この後の作品も気になるので読んで見よぉかなぁと思う次第です♪
個人的には、地の文の書きっぷりが面白いのと、登場人物も主人公(論理的かつユーモラスかつ遊び心を持ったまま研究者兼愛妻家になってる感じが良きw)を筆頭に個性的で好感が持てる感じがいぃなーと思いました!
ということで、本書のふっしぎーな謎とそのトリックを書いたらネタバレになっちゃうので書きませんが、興味のある方は本書を読んでみてみてくださいねー☆彡
ミステリー好きはもちろん、理系の方や、理系の気持ちを理解したい方、研究者の方、コンクリートが好きな方、あと三重県に住んでいる方(舞台が三重県が多いw)なんかにはおすすめかなーと思いました!
最後に琴線に触れた文章を箇条書きにして今回の書評はおしまいですっ☆彡
・ファッションのように、研究テーマにも流行があり、それを追いかける研究者も多い。そこにお金(研究費)が集まるからだ。だが、どんな分野でも同じことだと想像するが、「追いかける者」は決して人の先に出ることがない。したがって、何かの研究テーマが急に社会的課題と認識されたとき、その分野のトップに立つことになる研究者は、必ず以前から、すなわち、その課題が誰にも見向きもされなかった頃から、興味本位で研究に取り組んでいた人間だ。
これは、研究者あるあるだし、ビジネスの世界でのブルーオーシャン戦略と同じ感じですな!
だから研究者の世界では、1分1秒を争って論文を出したり、特許を取ったりするわけですねー☆彡
分かりみw
・一つの謎の解決が、ときとして他の多くの謎を一気に消し去るようなシーンに出会うとき、一瞬の無上の興奮を感じる。解決の手法にオリジナリティがあれば、また別の醍醐味が生まれるだろう。それらは、日常に生じるミステリィなど、とても比較にならない。研究ほど愉快なミステリィは他にない。
私も以前、研究者をしていたのでなんとなくわかるのですが、世の中で自分以外その科学的事実を知らないかもしれない(世界で一番最初に発見した)というのは、人類の知を少しだけ外側に広げたかもしれないという点において、何物にも代えがたい興奮(エクスタシー)はあるなーと確かに思いますw
これは研究者の醍醐味ですなーw(1分1秒を争う世界だけどw)
・自分が楽しめるように読むのがコツ。
・親しみと、礼儀とは、別物だ。
同じよぉなことを以前感じたことがあるので、分かりみw
・実社会に出て、カンニングが許されないような状況はほとんど存在しない、といっても良いのだ。大学では、教科書やノートを持ち込んでも良い、という試験が実施されることが多く、これは少しでも実社会に近い条件下で能力を試そうとする合理的な考え方に基づいている。
今の大学受験までの勉強(大学のテストもそう)って、単なる記憶力選手権だったりして、現実社会で求められる能力とは確かに質が異なるよぉな気がしてます(´・ω・`)
なので、英語を勉強しまくってるのに日常会話すら話せない人が量産されたりするのですが、、、
その辺が「なんだかおかしーよねぇ(´・ω・`)」って思えるのは私も共感しましたw
・客観的に正解率を予測することは、問題作成者には難しい作業なのである。
その他小説の感想♪
今まで読んだ小説の感想をたーくさん書いていますので興味のある方は要ちぇきら☆(ゝω・)vキャピw
その他書評関連♪
お役立ちの書評をたーくさん書いていますので興味のある方は要ちぇきら☆(ゝω・)vキャピw
でゎでゎ☆彡