ゆるふわSEの日常♪

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【書評】「カイジから経済を学べ」を読んでみたんだ♪~カイジ好き必見!漫画のストーリーに沿って行動経済学を学んじゃおう~

おはこんばんちは!

ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です(●´ω`●)✨

 

突然ですが、皆さんは「行動経済学」ってご存知ですか???

私はなーんとなく、経験則でそれっぽい事例を知ってはいましたが、学問としてきちんと学んだことはありませんでした(´・ω・`)

ちなみに行動経済学とは、毎度おなじみWikipedia先生によると・・・

行動経済学(こうどうけいざいがく、英: behavioral economics)とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である。

とあります☆彡

要は、人間の心理的、感情的側面にフォーカスを当てた経済学って感じだと思います♪

企業だとよく、「心理学を用いたマーケティング」として行動経済学を利用したりしています。

例えば、「アンカリング効果」という行動経済学の用語があるのですが、これは「最初に印象的な数値や情報を与え、その後の意思決定に影響を与えること」を指しており、現実では、広告で良く使われる「通常価格○○円のところを、△△%オフの□□円で販売します!」といった値下げ表示等がアンカリング効果を狙っての戦略だったりします(/・ω・)/✨

このように、我々が消費者としてお買い物しているときは、行動経済学に即した消費を促され(そんなことみじんも気づきませんがw)、生産者としてお仕事しているときは行動経済学に即したマーケティングをしていたりするわけなのです♪

ということで、「行動経済学」って我々の生活にとってとーっても重要だったりするのですが、それを学ぶ機会って中々ないですし、周りに教えてくれる人もあんまいなさそーだし、なんだか「xx学」ってついてると学問チックで難しそうですよね(´・ω・`)

そんなあなたに朗報(`・ω・´)✨

いや、カイジ的に言えば「僥倖」です♪

カイジが好きなあなたなら、カイジのマンガのストーリーを例に、色んな種類の行動経済学用語を学べちゃう超良書がありますのでちょっぴりだけご紹介しますね☆彡

(前振りが長くてすいませんw)

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一言紹介文☆彡

※あえて一言でこの本を紹介するならのコーナー✨

「これを読めば、経済というよりは行動経済学に関する専門用語が実際の利用例とともにまるっとわかっちゃうよ」って本ですw(*´▽`*)

タイトルは「カイジから経済を学べ」と幅広く「経済」にフォーカスしてますが、実際は心理学重視の「行動経済学」が主な内容になるので、読者層はそのあたりを学びたい方になります☆彡

後は、単にカイジのマンガが好きな方ですねw

割とどんなお仕事をしている方でも結構ためになることがたくさん記載されていると思いましたので、一読しておくとためになること間違いなしだと思います(*´▽`*)♪

 

概要☆彡

※amazon様より抜粋 

命懸けの勝負が暴く
マネーとビジネスに潜むワナ!

ギャンブルを前に「どうしたら勝てるか」?
この命題追求からさらけ出される生身の人間の姿、本性が描かれている「カイジ」の世界。
それは、説明のつかない選択をしてしまうことのほうが多い現実の株や為替取引、ビジネスの意思決定プロセスと同じだ。

なぜ、人はいつもパーフェクトな決断ができないのか?
「カイジ」のストーリーとともに、「不合理な選択」のナゾを説き明かす行動経済学の考え方が理解できる、画期的入門書。 

 

私が学んだ行動経済学用語☆彡

まぁ、当ブログは基本私が学んだことのアウトプット兼備忘兼他の方へのお役立ち情報の記載なので、書籍の全網羅ではなく私が本書で新たに学んだもの及び概念は知ってたけど用語としてきちんと把握したものを列挙しちゃうよ♪

気になった用語がある方は例示付きで記載されているので是非本書を見てみてね(`・ω・´)✨

・ゲーム理論

・プロスペクト理論

・アンカリング

・スノップ効果

・ヴェブレン効果

・ベイズの定理

・ドアインザフェイス

・囚人のパラドックス

・ナッシュ均衡

・現状維持バイアス

・道徳的ジレンマ

・保有効果

・当選商法

・ビッグマック指数

・フレーミング効果

・順序効果

・逐次出番ゲーム

・ピークエンド効果

・プライシング

・ギャンブラーの誤謬

・平均への回帰

・コンコルドの誤謬

・サンクコスト

・オポチュニティコスト

・メンタルアカウンティング

・認知的不協和

・確証バイアス

・大数の法則

・自己奉仕バイアス

・選好の逆転

 

印象に残ったセンテンス☆彡

・「市場規範(金)」が絡むと「社会規範(良心)」が消えてしまう。

⇒アメリカで生活困窮者のために1時間30ドルという割引価格で相談に乗ってくれる弁護士を募集したところ、ほとんど集まらなかったのに、これを「無報酬のボランティアで」と言って募集したらきわめて多数が集まった。

・合理的とは経済学的には「効用の最大化」のことですから、サンクコストにこだわらず、「今を活かす」ことが大事なのです。

これを経済学では「オポチュニティコスト(機会費用)」と言います。

・経営は「感情」ではなく「勘定」でするもの

 

感想☆彡

いやー、為になったw

さすが「日本経済新聞出版社※日本経済新聞社の子会社」が出してる経済本だけあるねw

カイジを題材にした経済に関する本って結構色んな種類が出てたりするんですが、本書はきちんとカイジの「限定じゃんけん」⇒「電流鉄骨渡り」⇒「Eカード」⇒「チンチロリン」⇒「沼」⇒「地雷17歩」 ⇒「救出ゲーム」とマンガのストーリーの流れに沿って、その場面場面で登場人物のとった行動や心情を、行動経済学の用語を用いて解説しているあたりが、とても秀逸で分かりやすいなぁと思いました☆彡

また、カイジのストーリーはさすがに現実世界に照らし合わせると中々遭遇することがない状況が多いので、「例示が微妙なのでは?!(´・ω・`)」と思ったそこのあなた!!!(読む前の私ですw)

本書では、ちゃーんと現実のビジネスの場面等ではこのように使われる(実際の企業名や出来事も記載)といった例示や、実際の研究の結果を論拠として示してくれるので、結構現実味のある解説になっていました♪

「ゲーム理論」とか、「プロスペクト理論」とかの小難しい経済用語はただググっただけじゃー、中々知識として定着させることって難しい気がしていますが、マンガに沿って覚えられるのはとってもわかりやすい形式だなぁと思いました☆彡

また、マンガのストーリーの解説⇒そこにある行動経済学用語の解説⇒教訓の流れはとてもいいー流れだと思いました♪

本書では、約30個のシーン別に行動経済学の用語を解説していますが、各章はほぼ独立しているので、まったりとすこーしずつ読んでいくのが個人的にはおすすめですw

ただ、各章の冒頭で紹介されるカイジのストーリーが全て文字での解説なので(マンガは1コマのみ記載w)、字面だけでカイジ初見の人が見るとストーリー的にきちんとマンガの描写をイメージすることが難しそうだなぁと感じました(´・ω・`)

あと「地雷17歩」の話は作者が麻雀好きなせいもあってか、麻雀用語満載なので、麻雀をやったことない人にとってはイメージしづらいかもしれません(´・ω・`)

まぁ、カイジを初見の人が本書を手に取ることは考えにくいですが、カイジを読んでから本書を読むとすっと入ってくるので、本書を読む前にカイジの原作マンガを読むことを強くお勧めしますw

心理学の勉強にもなるので、営業等ビジネスをやっている方には特におすすめです☆彡

あー、面白かった(*´▽`*)✨

 

でゎでゎ☆彡