おはこんばんちは!
ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪
読書の秋!!!
は、とっくに過ぎ去り、いつのまにやらコタツでぬくぬく「読書の冬」ですねw
ということで、ちょっと前に「綿矢りさ」さんの「意識のリボン」という小説を読んだというお話をさせていただきましたが、、、
その勢いで、女の子の愛しくて滑稽でちょっとブラックな恋愛や友情に関する複雑な感情を見事に描いた「かわいそうだね?」という小説がおもしろいとグーグル先生がおっしゃっていたので、そちらを読んでみましたぁ☆彡
小説ならではの秀逸な文章表現も含め、とても面白かったのでちょっぴりだけご紹介していーくよ♪
ちなみに、本書は「かわいそうだね?」と「亜美ちゃんは美人」の豪華2本立てです(*^^*)
あらすじ☆彡
※公式サイト様より抜粋
かわいそうだね?
緊急事態に彼はどちらを助けるんだろう――私?それとも元彼女?
28歳の樹理恵は無口だけど頼れる彼氏・隆大との交際が順調、百貨店での仕事も順調で幸せな日々。
ところが彼が、無職で家賃が払えなくなった元彼女・アキヨを助けるため自宅に居候させると切り出したことで暗雲が……。
彼が好きなのは私だって言うけれど!?
亜美ちゃんは美人
さかきちゃんは美人。
でも、亜美ちゃんはもっと美人。
高校時代に出会った二人。
大学、社会人、と年を経ていくなかでさかきちゃんは常に複雑な思いで「自分より美人の親友」を見つめ続ける。
そして亜美ちゃんが「初めて本気で人を好きになった」と連れてきた結婚相手は――。
女性同士ならではの一筋縄ではいかない友情を描く。
感想と印象に残った文章表現♪
どちらのお話も小説というフィクションの世界ながら、普通に現実の女子の世界でもあるあるな感じのお話で、世の女子界隈ではこのお話のよーな複雑怪奇な人間関係や他者に対する嫉妬の感情が渦巻きまくってるとこもあるんだろーなぁ(´・ω・`)と思いながらも、先の気になる展開にハラハラドキドキしながらページをめくりめくりしていましたw
詳しくはネタバレ(オチの展開を知ると楽しみ半減)になるので、いつもながらもー読んでみて(/・ω・)/☆彡としかいーよぉがないのですが、ここまで読んでくれている人であればもーネタバレしてもいーですよね?!w(ねたばれしたくなくよんでみたいかたはここでぶらうざばっくするのだ!!!)
ちなみに、「かわいそうだね?」を読んで得た教訓とラストの感想は、物事は何事もトレードオフなことが多いので、二兎を追う者は一兎も得ずかもしれないし、一挙両得は結構難しいし、あっちを立てればこっちが立たないかもしれないので、自分にとっての一番は何か?!ってのをちゃーんと考えた方が良かったね(´・ω・`)ってこと。
ラストは、全読者が今まで抱えてた想いをすっきりできて清々しくはあったけど、もっと救いのあるエピソードも別の世界線だとあっただろーに(´・ω・`)って思いました。
「亜美ちゃんは美人」を読んで得た教訓とラストの感想は、「可愛いは正義☆(ゝω・)vキャピ」ってよく言ったりして、私もある側面では当たってるなぁって思っていましたが、超絶美人さんの不可解な行動の裏には他の誰にも理解しえない複雑な感情があったりするってことにはむちゃくちゃ驚かされたのと、こちらのお話しに関しても、ラストはもっと救いのある世界線のエピソードも見てみたかったなぁってとこです。(本人にとっては幸せエピソードなんでしょーが)
「誰からも愛されるという究極の寂しさ」って表現を見たときはマジで震えました(´・ω・`)w
究極の美人さんは親しい人と会って、遊んで、なんとなくおしゃべりしてるときが一番幸せなんだね!!!
でも、みんな割とそーかもなぁって思いました☆彡
「理想と現実」、「本能と理性」、「本音と建て前」、「男と女」、「心と体」。
そんな対比構造がとても感じられる作品でした♪
いやー、幸せってわからんもんやねー(´・ω・`)w
下記、印象に残った小説ならではの表現を6つ列挙して今回はおしまい☆彡
<表現1♪>
彼女(樹理恵)がいるにも関わらず、無職で家賃が払えなくなった元彼女・アキヨを助けるため自宅に居候させているちょっと残念な彼氏への想いの場面にて・・・
↓
もっとも弱いものを最優先で助けるあなたの正確な保護精神は、私にとっては良性のガンだ。
<表現2♪>
ちょっと残念な彼氏に、「元カノを助けるのをどうしても許せないのなら、申し訳ないけれど、樹理恵と別れる」と別れ話を持ち出された場面にて・・・
↓
別れ話は死刑宣告と似ていて、私は簡潔な言葉でキュッとしばり首にされながらも・・・
<表現3♪>
ちょっと残念な彼氏に別れ話を持ち出された返しで、「理由はどうであれ、私は元彼女を自分の家に居候させようとしている男性とは、これ以上付き合えない」と言った場面にて・・・
↓
別れようとすでに相手から切り出されているのに、わざわざまた自分からきっぱり宣言し返して、望まない状況に追い打ちをかけている。
私の心と身体は現在分離中で、離脱して浮いている心が、態度だけは立派な自分を見下ろして、おろおろしている。
<表現4♪>
男の人と付き合うことで、彼の世界も私にくっついて、世界が二倍に広がるのがうれしかった。
<表現5♪>
相手も自分も傷つけるかもしれない素直な疑問は、発するより飲み込むほうが楽なのだけれど、うまく消化するのが難しい。
<表現6♪>
いまの私は濡れた段ボール箱ほどの耐久性もない。
一番印象に残った一文♪
人を愛することはむずかしい、自分から見たら矛盾と思える部分まで受け入れていかなければいけない。
最後に♪
あー、面白かった!!!
綿矢りささんの他の作品を見ても思いましたが、女性の心理描写がうますぎですねw
少女漫画の恋愛ものとか、昼ドラとか好きな女子にはおすすめですし、リアルな女子の心情を知りたいおませな男子にもおすすめなので、お時間があるときにまーったりと読んでみてください♪
でゎでゎ☆彡