おはこんばんちは!
ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪
新年あけましたが、私は絶賛あったかいお部屋でぬくぬくな「読書の冬」継続中でありますw
ということで、ちょっと前に「綿矢りさ」さんの「意識のリボン」という小説を読んだというお話をさせていただき、、、
その勢いで、「かわいそうだね?」を読んだお話をさせていただきましたが、、、
やっぱり、綿矢りささんのその秀逸な文章表現と女性の心理描写のすばらしさに惹かれ、今度は「私をくいとめて」という小説を読んでみましたぁ☆彡
いつも通りとっても面白かったのでちょっぴりだけご紹介していーくよ♪
内容紹介☆彡
※Amazon様より抜粋
「私の人生って、つまんない?」
「正直に答えてよ、A」。
黒田みつ子、もうすぐ33歳。
男性にも家庭にも縁遠く、一人で生きていくことに、なんの抵抗もないと思っている。
ただ時々、「正解」が見えなくて、迷ってしまうことも・・・。
そんな時は、もう一人の自分「A」に脳内で相談をしている。
私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。
でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこわいんだ――。
感情が揺れ動かないように、周りとうまく調和するように。
「おひとりさま」を満喫しようと、繊細に気を配るみつ子。
同世代の女性の気持ちを描き続けてきた著者による真骨頂。
著者初の新聞連載小説。
感想♪
今まで読んだ綿矢りささんの小説と比べると、どんでん返し的な急転直下で青天の霹靂的な何某はなく、淡々と時系列が進んでいくので、そういう突発的な面白さは薄いのですが、自分の中の相談役であるもう一人の自分「A」(AnswerのA)という存在との対話という若干の非現実的な要素を盛り込んだストーリーは単純に小説として面白いし、少しずつ進む何気ないストーリーの描写も繊細かつ丁寧な表現で紡がれており、特に比喩表現の部分がやっぱり秀逸で、小説読んでる感があって好きでした☆彡
他の作品にも共通して言えることですが、主人公の体験する様々なものごとや心理描写があまりにもリアルに描かれているので、きっと作者である綿矢りささんが実際の現実世界で経験したことも多分に含まれている半分リアル/半分フィクションな世界なんじゃないかなぁと勝手ながら推測しています!(経験してないのに、この物語が紡げていたらそれはそれでむちゃ凄いw)
作中に出てきた、「食品サンプルづくりの一日体験講座」なんてのがあるのは面白かったし(私自身1ミリも興味がない分野ですが、趣味としての食品サンプルづくりっていう需要はあるんだなーとw)、飛行機が苦手な人の心理描写、異国であるイタリアに住む友達夫婦とのクリスマスから年末年始の情景なんかも面白かったし、みんな楽しい夢の国であるディズニーランドが出てきたりと現実世界のものを小説に登場させるあたりも読んでる側に謎の親近感がわいてきて面白いなぁと思いました☆彡
33才おひとり様女子の気持ちや恋愛模様が分かる本!!!
同じような境遇の方には分かりみが深くてエモいだろぉなぁと思いました♪
最近、私の中で謎に綿矢りささんブームが来ているので、りささんの小説紹介が続いておりますが、まだ読んだことのない方は物は試しに読んでみると結構面白いかもですよ?!w
文学作品特有の小難しい漢字や表現はあまり使われていないので、小説をあまり読んだことのない方にもおすすめです(/・ω・)/☆彡
でゎでゎ☆彡