ゆるふわSEの日常♪

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常識や世間体を気にするカップル必読!「生のみ生のままで」を読んでみたんだ♪※綿矢りさ著

おはこんばんちは!!!

ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪

食欲の秋、スポーツの秋、いやいや「読書の秋♪」ということで、、、

今日も今日とて「綿矢りさ」さんの小説を読んでいくぅ(/・ω・)/☆彡

今回は、綿矢りささんの超長編恋愛小説である「生のみ生のままで」を読んでみましたぁ♪

上下巻の2冊それぞれ224ページという超大作で、私自身2冊に分冊されている文学小説を見るのは初めてだったのですが、物語に没入して読み進めていたらあっちゅーまに読み終わっちゃいましたw

綿矢りささんの小説は、今回でほぼ全ての作品を読み終わりましたが、こと恋愛ものに関する心理描写や比喩表現や文学的表現は、ほんと秀逸すぎていつもながら天才だなぁと思いながら読ませていただいており、本作も多分に漏れずその点むっちゃんこ素晴らしかったです☆彡

現在片想い中のそこのあなた(`・ω・´)!

もしくは、付き合ってるけど常識や世間体が気になって、自分の思うとおりに思いっきり付き合えていないそこのあなた(/・ω・)/☆彡

にとっては、分かりみが深すぎてエモいと思います!

人生は一度きり。

一度きりの人生、自分の決断を後で後悔しないためにも本書を一度読んでおくことをおすすめしますw

とっても面白かったので、その感想とともに簡単にご紹介していーくよ☆彡

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内容紹介♪

※集英社公式サイトより

上巻

「私たちは、友達じゃない」

25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣(あい)は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏(さいか)に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。
東京へ帰った後、逢衣は彩夏と急速に親しくなった。やがて恋人との間に結婚の話が出始めるが、ある日とつぜん彩夏から唇を奪われ、「最初からずっと好きだった」と告白される。

彼女の肌が、吐息が、唇が、舌が、強烈な引力をもって私を誘う——。
綿矢りさ堂々の新境地!

女性同士の鮮烈なる恋愛小説。

 

下巻

「どんな場所も、あなたといれば日向だ」

互いに男の恋人がいるのに、止めようもなく惹かれあう逢衣と彩夏。
女性同士、心と身体のおもむくままに求め合い、二人は一緒に暮らし始めた。芸能活動をしていた彩夏の人気に火が付き、仕事も恋も順調に回り始めた矢先、思わぬ試練が彼女たちを襲う。切ない決断を迫られ、二人が選んだ道は……。

今まで裸でいても、私は全然裸じゃなかった。常識も世間体も意識から鮮やかに取り払い、一糸纏わぬ姿で抱き合えば、こんなにも身体が軽い——。
女性同士のひたむきで情熱的な恋を描いた、綿矢りさの衝撃作!

 

感想♪

綿矢りささんの最新恋愛文学作品!!!

しかも、お得意の恋愛もの(私が単に著者の恋愛ものの表現がうまくて好きなだけですがw)ということで、中々の期待感をもって拝読させていただきました♪

今までは恋愛ものの物語でも主に男女間の恋愛が描かれることが多かったのですが、今回は「女性同士」という同性間での純粋な恋愛模様が鮮明に描かれていて、そのリアリティたるや半端ないものがありましたw(エロティックで官能的な表現も多々ありw)

今や日本でも「多様性」や「ダイバーシティ」が徐々に認められるよぉになり「みんな違ってみんないー」的に「LGBT」なども受容されるよーになっているよぉな気がしますが、本作の主人公たちのように「常識や世間体」により自由な恋愛がうまくできず苦しんでいる人は世の中に多いんじゃないかなぁとちょっと考えさせられました(´・ω・`)

主人公である逢衣と彩夏(彩夏は芸能人)はたまたま性別が女性同士だったというだけで、相手に対する想いは通常の男女の恋愛の際に感じるものと、さほど大差はないわけですが、誰にもまともに打ち明けることもできないという苦しみや辛さは半端なく、勇気を出して打ち明けても家族や友達にすら理解してもらえず、心配という名の非難を浴び、世間からは奇異な目で見られ、マスコミはスキャンダルないしスクープとして取り上げて芸能界から失脚させようとする。

お互い相手のことを世界で一番愛し合っているのに、ただ「普通のカップルは男女だよね?!」という強烈な「固定観念ないし一般常識」により、それはそれは非常に苦しい恋愛となってしまう。

うーん。。。

切ない(´・ω・`)w

超ネタバレですが、彩夏の芸能事務所により彩夏と逢衣が別れさせられてから、7年もの月日がたっていたにも関わらず、その間お互いに相手のことを想い続けており、最後にはちゃーんと結ばれて、これからも困難が続くだろーけど爽やかなハッピーエンドとなったのは読後感がすっきりな感じで良かったです☆彡

これだけ長い恋愛小説なのに、最後バッドエンドは悲しすぎますからね(´・ω・`)w

二人とも大変だったけど、やっとずーっと一緒になれて良かったねぇ(T_T)

って感じですたw

本作は小説なので、フィクションだとは思いますが、世の中にはこーいった方たちがたーくさんいて、現在進行形で辛く苦しい思いをしている人がいたりすると思います。

こーいった人たちの辛さが軽減され、もっと幸せになるためにも、もっと、もっと、もーっと、人の数だけの多様性が認められる世の中になればいーのになぁと思った今日この頃でーした☆彡

 

ということで、今回は「生のみ生のままで」を読破!!!

綿矢りささんの作品はあたりばかりの面白さなので、本作もおすすめだぞ(/・ω・)/☆彡

 

参考♪

綿矢りささんの他作品や、色んな小説を読んでみた系のレビュー記事を書いてるので、興味のある方は是非ご覧あれ♪

www.yurufuwase.com

 

でゎでゎ☆彡