おはこんばんちは!
ゆるふわSEの「ゆるちょここ」です♪
いやー、久しぶりにやってしまいました。。。(´・ω・`)
え?!何をやったのかって?!
「本の衝動買い」ですっ☆(ゝω・)vキャピw
だが、なかなか面白かったので後悔はない!(`・ω・´)シャキーンw
そう、それはほんの数日前のこと。
ニュースサイトのスマニューさんにはよくお世話になっていて、過去3回程弊ブログの記事を掲載いただいたことがあったりもするのですが、、、
ビジュアル的に見やすいサイト構成になっているので、トップ欄や、経済欄、まとめ欄等を日々隙間時間で眺めてたりしてるのですが、そんな中ふっと目に留まったある記事があったのです!
その元記事がこちら♪
「皆、FIREしてなにがしたいの?」「お金ってステロイドと同じ」 羽田圭介が“投資で早期退職”を考える人に伝えたいこと
私自身、高配当株やインデックス投資等の超長期投資はやってて、ぽちぽちと備忘がてら銘柄情報を公開したりしたり、
FIREについての私見を綴ってみたりしてきましたが、、、
投資/経済関連のニュースをよく見てるからか、羽田圭介さんの記事がトップに出てきていて目に留まったので試しに読んでみたのですよ!
で、このインタビュー記事をみてみると、中々に面白く、主に著者の投資等をテーマにした小説の紹介だったのですが、恐らく著者の原体験がある程度元になっている感じはあり、そーいった現代の投資関連の小説ってどんなんだろーなぁ?!と気になったのが衝動買いのきっかけですw
個人的には、投資にはある一定の経済原理に基づく方法論はあっても、個人の年齢や収入や家族構成や資産状況などのリスク許容度や目的が違うので、絶対的な正解はないし、未来を見通すこともできないから、各個人が自身に最適と思われる判断をその時その時の自身の責任でしていく必要があったりすると思うわけですが、現代の個人で投資情報を発信している人たちを見たりしても、どこかそれに妄信して周りが見えなくなってしまっている人って意外と多いんじゃないかなぁと思ったりします(´・ω・`)
「有名なxxさんが言っていたからこの情報は正しいはずだ。」
であったり、、、
「あの本にこう書いてあったからこの情報は間違いない。」
であったり、、、
「テレビでこう報道されていたからこの事業は今後伸びるはずだ。」
と、各種媒体やメディアの情報を鵜呑みにして、あたかも自身の自論のよぉに語っている人もちらほら見かけたりしてますが、それって本当に絶対的に正しい情報、つまり真理なのでしょーか???
情報に踊らされていないですか?
仮説と検証はしていますか?
そういった影響力のあるインフルエンサーやメディアは、その「権威性」を利用して、良い意味でも、悪い意味でも利得を得ている場合が多いです。
また、世の中には良い意味でも、悪い意味でも、「頭の良い人」っていうのは一定数いて、そういう人の中には良い人のふりをして、こちらに近づいてきたりする人もいます。
事実、私は都会で10年間位道端を歩いたり、人との待ち合わせをしていたりする中で、こちらに積極的に話しかけてきた人たちはほとんど詐欺紛いの営業の人達ばっかでしたので、都会でニコニコしながら話しかけてくる人は基本そういう人たちなんだろーという謎の経験則が悲しいかな自分の中で出来上がりつつあります(´・ω・`)w
ネットの広告とかでよくありがちですが、世の中、「絶対」に、「誰でも」、「簡単」に、「短期間」で、「大きく儲ける」方法って、「絶対にない」と思っていますw(私も絶対を使ってみたw)
当たり前ですが、そんな方法があったら人に教える必要はないと思いますし、教える人ってほぼ詐欺師と断じても問題ないかなぁと思います。
一部、起業やビジネス関連等で実際に成功した良い人が、善意でそのノウハウを本やメディア等で伝えているものもありますが、それが「本当に」そのノウハウを伝えて人に成功してもらいたいと思って書かれたものだとしても、「その一時代でたまたま成功した一例」なのであって、現代ではそれを模倣しても「限りなく同様に成功する再現性は低い」んじゃないかなぁと思っています!
基本的にそういった人たちは、その一時代で稼ぎ切って、市場が飽和したり、何らかの理由で稼げなくなってきたころに、今度は昔稼げたノウハウを売るという手法で二次的に稼ぐという方法を取っていて、ビジネスとしてはうまいことやってるなぁ(´・∀・`)と思ったりしますが、それを真に受ける多くの読者が成功する可能性は限りなく低いという点において、なんだかなぁと思ったりします(´・ω・`)w
↓このあたりの本はその時代に成功した方法として参考程度にするのが良い。
本当に確実な成功に近い方法論って、意外と地味で、スポーツマンのように地道な基礎練のもとにある積み上げがほとんどだったりして、もちろん才能の部分はあるかもですが、イチロー選手やオリンピック選手みたいに、むちゃくちゃ努力をすれば割といい線いけると思うのですが、そんな誰でも頭ではわかることでも、実際に行動し続けることが難しいことって、きっと大衆にはウケないんですよねw
きっと、多くの人って、「あまり努力をせずに成功したい」と思っているよぉな気がしていて、そういう大多数の人がいるから、書店の扇情的でキャッチーなタイトルのついた自己啓発本とかは多く売れるんだろーなぁと思ったりします。
だから、とっぴにたまたま成功した人達の話を聞いて、そこに救いを求める。
実際はそこに書いてある一時代に成功した方法すらも、実行に移す人って1%もいないと思いますが、そーいったアメリカンドリームを夢見て書籍を買ったものの、読んで満足し、結局何もしない人が多いのが実情なんじゃないかなぁと思います。
で、それは多分投資にも言えることで、超一部の超優秀な短期トレーダーやたまたまうまくいった投資家を除いて、普通の人が投資で短期間で成功するっていうのは基本無理で、色んな人を見てると、結局地道にお仕事をして稼いでその収入を最大化するために頑張り、 節約をして支出を最小化するために頑張り、その差分で得た利益を投資対象に定期的に突っ込んでいる人が、気の遠くなるよぉな数十年後に、そこそこの資産を積んでいるっていう事実に気づいたりします。
収入の最大化。
支出の最小化。
投資資金及び、投資利回りの最大化。
名著である「金持ち父さん貧乏父さん」でも言っていましたが、
限りなく再現性の高い資産構築方法はこのすーっごくシンプルな上記図式意外にはありませんw
これって、スポーツの基礎練とやっぱり似ていて、方針さえある程度決めといたら、その先はあまり判断を求められる場面も少なく、やってみると中々につまらないなぁと個人的には思いますが、そう思う人が多いからこそ、より利回りの高い短期トレードに方向転換する人がいたり、その他の詐欺的な商法が跋扈してるのだろーし、やっぱりある意味王道なんだろーなぁと思います。
ということで、前段の話が長くなってしまいましたが、そういった資本主義社会の投資の闇に心酔した主人公の彼女の末路と、周りの人と今を楽しく生きることに心酔した彼氏の末路という両極端な思考を持つ人がどういう思考の変遷を経て、どういう結末へと導かれるのか。
投資だか、FIREだかが一部で流行っていたり、オンラインサロンに傾倒する人。
フォロワーを多く持つインフルエンサーに影響を受ける人等、現代でも多くいると思いますが、そーいった現代社会の闇をうまく映し出した本作。
自分の信じたものを追い求めた先に、本当に幸せはあるのか???
今、幸せを感じているのか???
それって、幻影なんじゃないの???
まさにファントム(Phantom)なの???(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
どなのー?!?!?!(´・ω・`)
と、色々と考えさせられちゃう良作かなぁと思いましたので、気になった方は是非手に取ってみてみてくださいねぇ♪
ということで、本当に前段が長くなっちゃったので後述の感想は少な目にしとこーw
概要♪
※Amazon様より抜粋
外資系食料品メーカーの事務職として働く元地下アイドルの華美は、
生活費を切り詰め株に投資することで、
給与収入と同じ配当を生む分身(システム)の構築を目論んでいる。
恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と華美を笑うが、
とある人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでゆく。
そのアップデートされた物々交換の世界は、
マネーゲームに明け暮れる現代の金融システムを乗り越えゆくのだ、と。やがて会員たちと集団生活を始めた直幸を取り戻すべく、
華美は《分身》の力を使おうとするのだが……。
金に近づけば、死に近づく。
高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影。
羽田圭介の新たな代表作。
感想♪
※ネタバレありなので、これから読む方は読んでから読んでくださいねー。
(日本語が変w)
うん、なかなかに面白かったですw
主人公である彼女は完全に長期高配当株投資の沼にハマっているのが見て取れ、そこそこ大きなお金を使う場面があると、「このお金を利回り5%の高配当株に突っ込んだら1年後はxx円の配当が得られ、それを複利で運用していくと5年後、10年後にはxx円になって・・・(´・∀・`)にやにや」
と、心の中で瞬時に計算して、そこまで仲のよくない友達からの結婚式の誘いを受けた時等も、投資に回した時の場合と天秤にかけて、角の立たないよぉな断り方(仕事が忙しい)をしたりします。
で、そんなことすっかり忘れて、結婚式当日に彼氏と遊んでいるところをSNSにあげて、それを関連の友達に見られ、嘘がバレて、そういった友人との関係性が離れていき、若干の後悔に駆られるという。。。(´・ω・`)w
こういったことって、程度の差こそあれ、誰にでもあることなのかもしれませんが(子どものころは、うまい棒何本分とか冗談で話してたりw)、全ての行動原理が株式投資に結びついている様子(軽自動車、手作り弁当、水筒、禁煙、禁酒等の徹底した節約等)はみていて生活に潤いがないし、毎日夜の米国株市場が開くのをワクワクして待って、その日の株価に一喜一憂したりして行動や思考が支配され縛れているよぉに見える様は、みていてなんだか「うーん(´・ω・`)」って気持ちになりましたw
好きな車や最新のカメラを買ったり、イベントに参加しまくって今を楽しみまくる彼の、投資に傾倒しせこせこ節約しているよぉに見える彼女に対する「使わない金は死んでいる」っていう言葉は割と真理っちゃ心理だとも思うんですよねーw
人間って、経済合理的に物事を考えるのを良しとしますが、その反面「なんでそんな行動するの?!」というよぉな非合理的な行動が生活に潤いをもたらしてくれたりして、結構面白かったりするものだと思います!
エンタメとかの遊びはまさにそーですし、タバコを吸って気持ちよくなってもいーと思うし、お酒を飲んで酔って楽しくなってもいーと思うし、友達とバカなことをしたり、パチンコやスロットなどの刹那的な快楽に身を任せても時にはじぇんじぇんいいと思います。
お金ってなんのためにあるのかっていうと、「何か欲しいものやサービスと引き換えるためのツール」に過ぎなくて、それ以上でも、それ以下でもないし、あまり過度に崇拝したり、軽視するのもよくなく、要はバランスが大事なんじゃないかなーとw
人間、いつ死ぬかなんてわからないし、寿命じゃないにしても、事故や病気で突然のお迎えはあり得るし、その年齢や状況でしか楽しめない、経験できない事なんて山ほどあるし、我慢に我慢の節約等をしまくった上で大金を抱えたまま使わずに突然のお迎えを迎えたりしたら、中々にやるせない思いにはなるだろーなぁと思います(´・ω・`)w
で、主人公は長期投資の利回りに飽き足らず、トレードしてみたら意外と儲かっちゃって、長期投資とはくらべものにならない短期的な利回りの刹那的快楽に心を落とし、短期投資の沼にハマっていったりするのですが、そのあたりの心情の描写なんかもリアルで面白きでしたw
周りの自分より圧倒的に収入が多いけど、貯金ばかりで投資をしていない人を心の中で見下しているけど、その反面羨ましいとも思っている感情であったり、一生懸命節約して投資をしている自分に対し、さらっと玉の輿にのって豪華な生活を手にした友達を見てなんとも言えない感情を抱く描写とか、決して平等ではない人間という資本主義の中で生きる生き物の感情をリアルに映し出していてうまいなぁと。
投資をするかしないかなんて、個人の選択で個人的にはどーでもいーし、他人と優劣を比較してもいーことなんて一つもないじゃーんと思っちゃうのですが、こういう主人公のよぉな投資をしていない人に対して抱く負の感情って「投資初心者あるある」で、中級者はなんとも思わないっていうのをリベ大の学長さんが言っているのを聞いて、「ほえー、なるほどなー(´・ω・`)」と思いましたw
あと個人的には、眠れない夜には複利計算をしながら眠りにつくっていうのが、全く発想になく、面白かったですw
そんな人間がこの世にいるんだなーと。(フィクションですがw)
総論としては、投資との適切な距離感は大事だし、人の意見は参考までにして、自分で決断、行動して、自分の人生に責任を持つっていうのがこの複雑な現代社会を生きる上で重要なんじゃないかなぁと思い直した今日この頃。
長期投資やってる人が本書を見ると結構面白いかもなぁと思いますのでおしゅしゅめですっ♪
おしまい!
その他小説の感想♪
今まで読んだ小説の感想をたーくさん書いていますので興味のある方は要ちぇきら☆(ゝω・)vキャピw
その他書評関連♪
お役立ちの書評をたーくさん書いていますので興味のある方は要ちぇきら☆(ゝω・)vキャピw
でゎでゎ☆彡