掲題の件、ふっと思った心のもやもやを文字として書き起こすことで、ゆるっと少し具現化してこうと思う。
最近はインターネットや各種アプリケーションなどのサービスが拡充し、我々の生活は驚くほどに便利になったとともに、物価はインフレしたりしてるかもしれないが、ことデジタル的な娯楽にかかる費用は昔と比べて格段に安価になっている気がするし、その気になればあまり費用をかけずに幸せや充足感を得ることは可能だと考える。
ゲームがしたければスマホゲーを無課金でいくらでも遊べるし、
家庭用のSwitchやPS4のコンシューマーゲームでも無料体験版で1本数時間レベルでは製品版と変わらないレベル感でそこそこに楽しく遊ぶことはできる。
音楽だって、SpotifyやYoutubeMusicなどを使えば、広告がたまに入るくらいで基本は無料で好きな音楽がいくらでも聴ける。
アニメや映画だって、U-NEXTやアマプラなどの動画のサブスクの無料期間で1ヶ月くらいは無料で見放題できるし、上記サブスクに加入したとしても、まーせいぜい月500円〜1000円ちょっとって感じだろー。
これらは、デジタルを用いた娯楽に関してだが、これらがなぜこのように消費者に安価で優良なサービスを届けることができるかというと、GAFAMに代表されるよぉに、基本はBtoCの広告配信やサブスクリプション型のビジネスモデルであり、規模の経済と言われるよぉに利用者数が多ければ多いほど、無課金勢からは広告料で売上をあげ、有課金勢からはその利用料から継続的に売上をあげたりしてるからなんだろー。
こういったプラットフォーマーたちは、一旦その仕組みを作って軌道に乗せてしまえば、あとはコンテンツを拡充させていけばそれに比例して売上も拡充していく傾向が高いので、そのプラットフォーム上でクリエイターたちが売上を上げることができる仕組みを作った上で、彼らからその売上のパーセンテージを利用料や手数料として無限に持っていくという実によくできたビジネスの仕組みを構築している。
例えばiPhoneアプリを作成したクリエイターの売上の3割はアメリカのAppleに献上されるし、Androidアプリを作成したクリエイターの売上の3割もアメリカのGoogleに献上されるということで、日本のIT企業がいくらスマホアプリを作ろうがアメリカのプラットフォーマーにお金が流れていく。
日本企業が提供している多くのシステムでさえ、AWSやSalesforce基盤上にあったりして、日本企業はその利用料をプラットフォーマーに払い続けている。
それに反して日本製のプラットフォームを用いて海外の企業がなにかシステム等を作ってたりするかっていう話は、IT界隈においてはぱっとあんまし思いつかない。
ということは残念ながらあんまりないのかもしれない。
と、これもまぁ今に始まった話ではなく数年前からこのよぉな状況がずーっと続いているわけだ。
で、ここからが本題なわけだが、数年前からヒカキンさんやはじめしゃちょーさんやヒカルさんなどに代表される、日本のユーチューバー(Youtuber)を筆頭に、明らかに若くして巨万の富を得ている人が「本当にいる」ということを視覚上認識できることが増え、その派手な散財や生活を見せつけられることが多くなったよぉな気がする。
もちろん一番儲けているのはプラットフォーマーであるGoogleなわけだが、日本市場というパイも1億人以上人口がいるのでそれなりにでかく、彼らもチャンネル登録者数と視聴回数を増やすためにどんどんと大衆を煽ったり、いわゆる「普通ではない」過激なお金の使い方や行動をして、耳目を集め、その地獄の連鎖を永遠と繰り返している。
(もちろん至極有用な情報もあると思うし、そういう人も多いと思う)
1円も収益が入らない状態で自動販売機のジュースを買い占めたり、お祭りのくじを買い占めたり、スライム満タンの風呂に入ったりする人間がいるかっていうと経済合理的に考えて答えはNOで、もはや観ていて狂気の沙汰を感じるし、このよぉな世界は少しおかしいとさえ感じる。
だけどある程度軌道に乗ればそーいったおかしな行動が、エンタメといえばそれまでなのかもしれないが、経済合理的に彼らの中ではどんどんと正当化されてくるのだろーし、企業もその個人の広告宣伝効果に便乗してたりするからさらに拍車がかかってくるわけだ。
個人的には、パチスロ系の動画とかを以前からたまに見ていて、始めたばかりの頃は面白く見れたのだが、徐々に人気になり、1つの動画で数万〜数十万くらい収益が発生しているだろー段階でみるのをやめた。
勝っても負けても1回でそれだけ売上がたつのであれば、もーそれって必死さも感じられないし、ギャンブルじゃなくね?!
と、見てて醒めたからだ。
ギャンブルの収益はほんの些細な上下で、それよりも、いかに珍しい展開やあり得ない状況を作り出して注目を浴びることができるか?!
にゲーム性が変わっていて、そーいうのを求めていたわけじゃないからだ。
本当のギャンブルは配信で1円も稼いでないのに、競輪やBOを配信してる七原くんみたいなのを言うのだ。
ギャンブルの負け額を超える収益を得ていたら、それはギャンブルというコンテンツを利用した別の何かだ。
で、本題と思いきやなかなか本題に入れてなくて恐縮だが、上記より現代は、尋常じゃなく稼ぐお金持ちとの視覚的距離がネットによりだいぶ近くなっていて、その人の年代や属性にもよるが、あまり良い影響を与えない場合が多いんじゃないかなぁ?!というのが本記事の問題提起なのである。
特に学生、子供達への悪影響を危惧している。
私が学生の頃は、Youtuberという言葉はおそらく存在しなかったし、若くして大金を稼いでいるであろーお金持ちを目にする機会は、それこそテレビの中の「芸能人」やプロ野球選手などの「スポーツ選手」、ホリエモンなどの「起業家」くらいのもので、それらの多くはなんらかの才能や圧倒的努力やはたまた大いなる運を持ち合わせている人が多いんだろーなぁと思っていました。
なので、そこには確実に一般ではない「特別感」があり、それはほぼ自分とは関係のない「別世界」であり、「他人事」のよぉに感じられたので、そこに憧れを抱くこともなくそこそこ平和に日常生活が送れていたよーな気がします。
で、一般的には、良い高校に行ったり、良い大学に行ったり、ほんで良い企業に行くのが良ーんじゃね?!
んで会社の中で出世目指したり、より良い会社に転職したりしたらいーんじゃね?!
って感じの世の中で、その延長線上で現在も世界はそこそこ回っているよーな気がします。
これがいわゆる多くの大人が芸能人のよぉに大きな成功を掴む可能性は低いけど、いきなり失職して食いっぱぐれるよぉなリスクは低いので、総合的に考えて安パイなんじゃね?!
って思っているルートで、、、
有名漫画カイジの利根川さんが言っているこの一節は割と真理をついているよーな気がしていて、学生時代一生懸命頑張って、社会人になってからも一生懸命頑張り続けて、しかもなをそこそこ上手く行ったケースでこんな感じなんじゃないかなぁと思ったりします。。。
「お金を稼ぐ」というのは大変なのです。。。
一応、ちょっと長いですが話の文脈も含めて利根川さんのありがたいお言葉を別サイトから引用させていただくと、こんな感じ。
鉄骨渡り(人間競馬)に勝ち抜いた者達に手渡されたのは1000万円とか2000万円のチケットだった。
勝者達の怒号の中、利根川(主催者)は「チケットの換金場所はあそこだ」と別ビル22階を指す。
そこには、地上74m、全長25m、幅15cmの鉄骨の第2の橋があった。
しかも手をつくことができないように、電流が流されている。
参加者の一人が抗議する
「なんだよこれ。終わったはずだろ?もうこんなことは」
利根川は冷酷に言う。
「残念ながら、まだだな。
下にマットを敷き、落ちても死なぬ。
あんな戯れ事で金を渡せるか。
あんなモノは遊び。
単なる余興ではないか。
1000万、2000万という金はそんなに安くない。
勘違いするなっ、ガキめらっ!
金はな、金は命より重いんだ!
世間の大人どもが本当のことを言わないなら、オレが言ってやる。
金は命より重い。
そこの認識を誤魔化す輩は、生涯地を這うことになる。(中略)
好む好まざるにかかわらず、人は金を得るために人生の多くを使っている。
言い換えれば、自分の存在・命を削っている!
存在そのものを「金」に替えているのだ。
つまり、人は皆、サラリーマンも役人も、命懸けで金を得ている。
極端に薄まっているから、そのことに気が付いていないだけだ。
多くの者がその本質を見失っているだけだ。
金は重い。
お前らの想像よりはるかに重い。
あんな遊び(注:鉄骨渡り)ではとてもとても…」
「遊びってことはないだろ!」と若者が言い返すが、利根川はさらに続ける。
「遊びさ。想像してみろ。
何も築いてこなかったお前らに、どこまで想像が付くかわからぬが、想像してみろ。
いわゆるレール上を行く男達の人生を。
お前らのようにボーッとしちゃいないぞ。
小学中学と塾通いをし、常に成績はトップクラス。
有名中学・有名進学校と受験戦争のコマを進め、一流大学に入る…。
入って3年もすれば、今度は就職戦争。
頭を下げ、会社から会社を歩き回り、足を棒にしてやっと取る「内定」、やっと入る一流企業。
これが一つのゴールだが、ホッとするのも束の間、気が付く。
レースがまだまだ終わってないことを…。
今度は出世戦争。
まだまだ自制していかねばならぬ。
ギャンブルにも酒にも女にも溺れず、仕事を第一に考え、ゲスな上司に媚びへつらい、取引先にはおべっか。
遅れず、サボらず、ミスもせず、毎日律儀に定時に会社へ通い、残業をし、ひどいスケジュールの出張もこなし、時期が来れば単身赴任。
夏休みは数日。
そんな生活を十年余続けて、気が付けばもう若くない。
30台半ば、40…そういう年齢になって、やっと蓄えられる貯金高が1000,…2000万という金なんだ。
わかるか?2000万は大金なんだ。
世間一般の道、つまり命を薄めて手に入れる場合は、これだけのことをしなければならない。
それに比べて、お前らはなんだ!?
必死に勉強したわけでもなく、懸命に働いたわけでもない。
何も築かず、何も絶えず、何も乗り越えず、ただダラダラと過ごし…やったことと言えば、ほんの十数分の余興(注:鉄骨渡り)…。
なめるな!あんなもので2000万という大金が手に入るか…!
お前らのように継続した努力ができぬ輩は、本来大金なんて夢のまた夢…それでも手に入れたい、どうしても手に入れたい…。
となったら、これはもう命を張る以外無い!
当然さ、おまえらは10年15年という歳月で薄めず、たった1日。
たった1日で分不相応な大金を手に入れようというのだからな…。
さあっ、目をさませ。渡れ、渡るんだ。
この機会を逃したら2000万円なんて、もうお前らには生涯手にできない。
掴むんだ、未来を!」(引用ここまで)
↓引用させていただいたサイト様
圧倒的説得力。
わかるっ。。。
沁みるっっ。。。。。
利根川さんの言葉が心の芯までっっっ。。。。。。(´・ω・`)w
しかもなんとなくですが、このカイジの時よりも時代はさらに厳しく不確実性が高くなっているよーな気がしていて、そーいった面も考慮して、人はお仕事以外にも経済のことを勉強したりして、自らリスクをとって株式投資をしたりするわけですな。。。
せちがらー。。。(´・ω・`)w
と、実体験上、これは割と真実の一つではあるのですが、、、
一部のYoutuberたちは、この命を薄めて手に入れた金と同額をほんの1年とか、なんなら1ヶ月とかもっと短い期間で稼いでいっちゃうわけですね。
それも年はもいかぬ10代や20代そこそこの、その動画を再生している学生さんとそこまで変わらぬ年齢の方達が、ですね。
もちろんお金に色はついていないわけで、長いこと自分の存在/命を削って手に入れたお金も、単にカップルでイチャイチャしてる動画を上げてるだけで手に入れた一瞬のお金も同じお金っちゃーお金なわけですが、、、
(別にYoutuberが楽して稼いでるとディスっているわけではないですよ)
(稼げてないYoutuberもたくさんいるだろーし、普通のお仕事同様様々な苦労や工夫や努力も多いとは思います)
新卒の初任給がこんな感じの中、、、
学生さんたちが、そーいった自分とさして年齢の変わらない人が、ただ単にゲーム実況してるだけで大金を稼いだりする様を見て、
「どのように感じ、どう考え、どう生きるのだろうか?」
ってのがちょっと気になったってお話ですw
(前振りながw)
ここで、なりたい職業ランキングなるものを見てみると、、、
・小学生
・中学生
・高校生
こんな感じで、Youtuberという職業は小中学生には人気で、会社員って職業なのかどーか謎ですけど、公務員と似たような感じで、安定っぽい感じでランクインしてるのかなーって感じに見えますね。
ITエンジニアもIT企業いっぱいあるので、そこに入社したら会社員だと思うんだけどなーw
まぁ小学生の将来なりたい職業1位が会社員っていうのも夢がないよぉな気がしますが、「サッカー選手や野球選手になりたい」って学生には「夢があって良いねぇ」ってそこそこ素直に思えるけど、「Youtuberになりたい」って学生に「夢があって良いねぇ」とは普通に思えないのは何故なんだろーと思うw
多くの家庭で、今もこれからも、Youtuberになりたいっていう子どもに対して親や学校がどういった教育をしたりするのか気になるところですが、文字数が多くなってきて書くの疲れてきちゃったし、なんか別にそんなのどーでもよくなってきたので(おいw)今回はここらで筆ならぬ、タイピングするのをやめて、Youtubeでも見よーかなぁと思いますw
お後がよろしーよーでw
でゎでゎ☆彡